■福岡天神で山登り/アクロス福岡
七福神の育さんは、会社の昼休みに、天気のいい日は山登りをしているんですよ。その山の名は【アクロス山】。昼食後のちょうど手頃な運動になり、身も心もリフレッシュできるんです。午後からの仕事もはかどるんですよ。今日は、そのアクロス山を紹介します。
■120種・5万本の樹木が茂る『アクロス山』登山で
身も心も健康! 貴方も初めて見ませんか。


昼食をすますと、天気のいい日は、道路向かいにあるアクロス山に直行しゆっくり登っています。木漏れ日のなだらかな階段をジグザグ登っていくと、花や枝で虫たちが戯れ、野鳥がさえずり、水の音、木の葉のすれあう音に、身も心もはずんで癒されます。
■山頂からの眺望も最高。しばし時を忘れて…。

遠くに若杉山、宝満山、油山、背振山の峰々を望み、時折、福岡空港を飛び降りする飛行機がゆうゆうと飛んでいます。

ここに立って眺めていると、ここが林立するビル街のど真ん中であることを忘れてしまいそう。都心の中だって、結構、身近で自然を感じ、生き生きとした命の営みに出会えるものなんですね。一度、登ってみてくださ~い。きっと、満喫されることと思います。所々、狭いながらも川が流れ、池があって、壁面を利用して滝もあるんですよ。真夏でも滝の近くの木陰の椅子は格好の避暑地になりますよ。

数珠のような花をつけてドングリがなるシラカシ。白いラッパのような花はアキグミ。小さな薄紫の花の野草はカスマグサ。堀辰雄の『浄瑠璃寺の春』で有名な馬酔木の花もよく見られます。
今の季節は山茶花や椿が花開き、あたり一面に香る沈丁花が可憐な蕾をつけています。
ツグミやヒヨドリ、スズメ、ツバメも姿を見せ、エビのような尾のカワラヒワ(右写真)は鈴音のような声でさえずっています。赤い文様があるナミテントウ、すぐ隣に公園があるせいか餌を求めたカラスをよく見かけます。カラスの泣き声も種類によって変わっていて、ハシブトガラスはカアカアとすんだ声、ハシボソガラスはガアガアと濁った声だそうです。今の季節はメジロやシジュウガラが小枝をちょんちょんと飛び交っています。
変わったところでは、ビル街にアブラコウモリもいて、夕方になると虫を餌にするためにアクロス山上を飛び回っているそうです。ここで青大将(ヘビ)の抜け殻を見つけという人もいるそうで、これはもう正真正銘の山になっています。
新緑、深緑、紅葉、落葉、裸になった樹木…。そして、その樹木に降り注ぐ小雨や粉雪…。それぞれに趣があり、四季折々の風景と自然の営みを楽しみ味わうことができるんです。
■響きが違う本格的クラシックホール 木々の緑が印象的なアクロス山から一歩建物の中へ足を踏み入れると、そこは光の空間。ステップ状の個性的な建物のフォルムを活かして、ホールや店舗やオフィスなどのさまざまな施設が点在しています。
その1階には1867席を備える九州随一のクラシック音楽の殿堂「福岡シンフォニーフォール」があります。残響時間が満席でも2.0秒を超えるシューボックス型の本格的音楽ホールとのことです。
世界一流のフルオーケストラから室内楽、アマチュア発表会、コンクールまで幅広い演奏会が催されています。
七福神の育さんは、九州交響楽団の定期演奏会やグレン・ミラー楽団、アルフレッドハウゼ楽団の演奏をよく聞きに行って音楽を楽しんでいます。
ポップな曲調が売りで、日本でも非常に人気が高いグレン・ミラー楽団の代表作「イン・ザ・ムード」「ムーン・ライト・セレナーデ」、「コンチネンタルタンゴの王様」と評されるアルフレッド・ハウゼ楽団の「碧空(あおぞら)」「真珠採りのタンゴ」ここで聞くともうたまりません。最高にしびれます。
福岡シンフォニーフォールは、コンサート以外にも学会や講演会等の会場として福岡県民に広く親しまれています。
■アクロス山のアクセスはこちら

●地下鉄天神駅下車、東に徒歩で2分
●西鉄電車福岡駅下車、東に徒歩で5分
●西鉄バス福岡市役所北口下車すぐ
●JR博多駅から西鉄バス(天神行)で10分
●JR博多駅から地下鉄(天神行)で5分
画像の一部は「財団法人アクロス福岡 文化広報グループ」様より提供いただきました。(鹿児島・山口・福岡応援団 / 地域交流飛翔会 / 新留育郎)
テーマ : 心と体にいいことはじめよう!
ジャンル : 心と身体