■茶の匠/星野茶ひと筋に「木屋宏さん」のこと
九州自動車道八女インターを下り、国道442号を東に八女市街地を通り抜けると約10分で県道52号に分岐する。
県道52号を星野川(矢部川の支流)沿いに山あいの新緑と薄紫のフジの花を楽しみながら20分も車を走らせると山の斜面に茶畑の風景が現れ、星野茶で有名な星野村に入る。しばらく走ると左側に『木屋芳友園』の本社・工場が見えてくる。その300メートル先に先月オープンしたばかりの同社直営店『茶房 星水庵』がある。
5月8日、春の叙勲お祝いを兼ねて、㈱木屋芳友園会長の木屋宏・博子さんご夫妻を訪ねてみました。今回は、半世紀以上にわたり星野茶ひと筋に『村おこし』に取り組んでこられた木屋ご夫妻の活躍ぶりを紹介します。(2010年5月 執筆)
■『黄綬褒章』受章の『木屋芳友園』の木屋宏さん
先月28日の新聞各紙は、星野村の木屋宏さんが、今年の春の叙勲で、業務に精励して模範となった農林漁業従事者や卓越技能者に贈られる『黄綬褒章』を受賞と一斉に報じました。
製茶業ひと筋52年間、高級ブランド茶・星野茶の普及と接茶文化の継承に一身を投げ打ち、古希を過ぎた今なお星野村の「村おこし」の先頭に立って地域の活性化に取り組んでおられる努力が認められての栄えある受賞。
木屋会長ご夫妻の地道な地域貢献活動を長きにわたって見聞してきた七福神の育さんにとっても、ホントに嬉しいビッグニュースでした。木屋会長ご夫妻、本当におめでとうございます。心から敬意を表します。
「地道に努力する人が正しく評価される」こんな素晴らしいことはありません。本気で頑張っている人は、やっぱりみんながどこかでよく見てくれてるんですね。感動しました。
■19歳で星野村に戻り、家業を継ぐ
木屋宏さんがお茶の道に入ったのが16歳。親戚が経営するお茶屋で修行。1年のうち休みは6日間のみで残りの359日は商品配達と注文とりでお得意さんまわりの日々。当時は日本茶を飲むのが当たり前の時代で、注文も飛ぶようにあったとか。家族と離れて朝から晩まで働きづくめの過酷な生活だったが辛いと思ったことはなかったそうです。
宏さんは19歳の時、茶商だった父の芳友さんが体調を崩されたのを機に星野村に戻り、芳友さんの興した「木屋芳友園」の二代目に。父・芳友さんは実直でお茶へのこだわりは人一倍厳しい商売人。宏さんは、父・芳友さんから、茶の見分け方や商売人としての心構えを繰り返し繰り返し徹底して叩き込まれたそうです。
■高級ブランド茶・星野茶の普及に専念
家業を継いだ宏さんは25歳で博子さんと結婚。以後45年間、博子さんと二人三脚で星野茶の製造と販路拡大に、来る日も来る日もただひたすら精励。
新芽の摘み取りが始まる4月下旬から5月にかけて生産者が出荷した荒茶を買い付け、自社工場で火入れなどの仕上げを施して、洗練された独自の技術と繊細な感覚で、香りとコクのあるまろやかなお茶を創りだす。
フル稼働する工場の機械音にせきたてられながら茶葉と向かい合う姿はいつも真剣勝負。茶葉をつかんだ手のひらの感覚が高級ブランド茶・星野茶を生み出す。まさに匠の技だ。
そこには、お茶にとことんこだわって妥協を許さなかったた父・芳友さんの教えが生きている。
■いいお茶は喉を通った後、うまみに変わる
「いいお茶は口に含んだ時には渋みがでても、のどを通った後、うまみに変わる」。父・芳友さんの口癖だった。納入先や常連のお客さんから『今年もおいしいよ』と喜んでもらえた時が一番うれしいと宏さんは眼を輝かせて語る。
最近、家庭でも、手っとりばやいペットボトル茶が普及し、急須で入れるリーフ茶の需要は減ってきている。でも、木屋さんご夫妻の入れてくれたお茶をいただくとやっぱりおいしい。香りとコクのあるまろやかさは他の飲みものでは味わえない何かがある。これが「本物のお茶」ということだろう。
お茶の美味しさを引き出すのはお茶そのものの品質とお茶の入れ方、飲み方だそうです。
■人を裏切ることは決してしない。誰にも謙虚な姿勢を貫く
肩を張らず威張らずに、頼まれたことはきちんとやる。人を欺くようなことは決してしない。その姿勢は、客さまにも仕入先にも納品先にも従業員に対しても変わらない。木屋さんご夫妻は「謙虚さ」を一番に商いを続けてきた。だから、他人を裏切るようなことをする人は、たとえ儲かる話であっても相手にしない。
商いの基本は「信頼」。ドラッカーのマネジメントに「商売の基本・原則を大事にしない企業は持続しない」とあるが、木屋さんご夫妻は、まさにそれを実践されている。
■熱意こそ人を動かす
28年前、七福神の育さんは、星野村に「㈱木屋芳友園」という優良企業があるのを知り、バイクを30分走らせ、足しげく訪問を重ねました。
芳友会長と息子さんの宏社長にお会いしているうちに、事業に対する情熱と人柄に触れ、何とかお取引につなげたいと思いを募らせるのだが、美味しいお茶はいただけても肝心の提案にはなかなか乗ってこられない。それでもあきらめないのが育さんの真骨頂。
初回訪問から10ヶ月後、宏社長が銀行の窓口にお見えになり、「次長の熱心さがよくわかった。お取引をさせて貰います」。銀行入社以来、営業経験が全くなく、本部からいきなり支店の営業担当次長に赴任した七福神の育さんにとっては、初めての優良企業の新規開拓で、今でも思い出に残る感動のシーンであった。カーネギーが言うように、熱意は通じるものですね。
以前、このプログ http://mai196.blog65.fc2.com/blog-entry-6.html で紹介した「ほん気」という詩のとおりでした。『本気でやればだれかが助けてくれる』と実感させられた育さんは、その後、八女市役所をはじめ地場優良企業・団体の新規取引に成功。お陰で支店の業績はアップし、全店200数ヶ店の中で最優秀店表彰に輝きました。木屋さんご夫妻とはそれ以来のお付き合いで、お会いするたびに元気をもらっています。
■星野村や福岡県茶商工業界の要職で率先垂範
木屋宏さんは本業に精励する傍ら、地域や茶製造業界の活性化にも率先して取り組まれています。若い頃は、地元消防団長として若手事業者の模範となってリードし、長男ご夫婦が家業を手伝われるようになると、周りに乞われて県茶商工業共同組合理事長や星野村商工会会長を引き受け、70歳を迎えた本年3月まで地域の商工業発展に尽力されています。
澄み切った空、棚田、茶畑、山林、焼き物……星野村のたくさんの地域資源を活かしてた「星と文化の里」づくりに取り組み、「星の文化館」や「茶の文化館」などのふるさと創生事業の発展にも大きく貢献されました。
■ブルーベリーで働く場を提供、地域の活性化に尽力
星野村の土壌と気候がブルーベリーの生産にもっとも適していると知った木屋宏さんは、お茶以外の特産品開発を目指し、お茶の収穫時期と重ならないブルーベリー栽培を地元生産農家に働きかけました。
そして、2007年にはそのブルーベリーを活用した商品開発に取り組み、翌2008年には地元経営者や大学教授と共同出資で加工販売会社「星のふるさと村」を設立し社長に就任。地域期待の「星のブルーベリージャム」や「星のブルーベリー羊羹」「星の果実・ブルーベリー酢」を売り出す。地元の主婦や若手の働く場が増えて、村に若い人たちが残るようになり地域の活力につながっています。昨年、ブルーベリーで50万円の収益を上げた生産農家もあったとか。お茶の収入だけに頼っていた生産農家にとっては大きな収入源で、願ってもない話だ。
「あと2~3年で生産も、販売も軌道にのるはず。その時まで、まだまだ頑張りますよ」と宏さんは熱っぽく語る。星野村から星野茶に続く第二の特産品が全国に広がるのもそう遠くない…。
■接茶文化を残したい…「茶房・星水庵」オープン
建築資材から業者まで、全てを地元活用
先月16日、木屋宏さんは息子の康彦社長と話し合い、星野村の自然を五感で感じていただきながらお茶を楽しんでいただける空間として『茶房 星水庵』をオープンした。
ゆったりとした店舗内部には、お客さまに"本物のお茶の香りとまろやかさ"を味わって"やすらぎと癒し"を感じて頂けるように、お茶の試飲・喫茶・直売の三つの空間を提供。
また、お茶の入れ方、飲み方を学ビお茶を楽しむコーナーを設け、「すぐに温かいお茶を入れて客をもてなす日本の『接茶文化』の作法」を教えている。
地域活性化への宏さんのこだわりは、この店舗建設でも徹底している。柱、壁床板、瓦、庭の置き石、庭木に至るまで地元で調達できる建築資材は全て地元産。建築工事業者はちろんのこと大工さん、左官さん、庭師さんなど建築工事に携わる人も全て地元の人を指名。宏さんは、会社経営を任せている息子の康彦社長に対して、これだけは頑として譲らなかったという。 七福神の育さんもこれには脱帽。
大きな柱、気の温もりの感じられるぶ厚い一枚板のテーブルとカウンター、自然の風景にしっとりとマッチした瓦屋根。春には星野川のせせらぎを聞きながら、初夏には川面に飛び交うホタルを追いながら、真夏には夜空に輝く満天の星を見上げながら、秋は紅葉、冬には雪景色を静かに眺めながら、四季折々に頂く一杯のお茶にゆったりと時は流れる。木屋さんご夫妻の「お茶の基本である「もてなしの心」が散りばめられている。
九州観光マスター1級の第1号の資格認定を受けている七福神の育さんは、「ホスピタリティー(おもてなしの心)は商いの基本」と公言しているが、木屋さん夫妻は、それを日本の文化として引き継いでいこうと実践されていて、感服するばかりである。
■木屋芳友園のおススメ商品
星野村はお茶の栽培に最適な自然が残る山あいの里。その山あいにある「木屋芳友園」のこだわりの商品はここで買い求めできます。
●直売店: 茶房 星水庵
福岡県八女市星野村4529-1
販売/9:00~17:00
喫茶/11:00~17:00
●お電話で: 0120-44-1563
●FAXで: 0943-52-2097
●インターネットで http://www.horyouen.co.jp
七福神の育さん イチオシ商品は、
◎星野茶にこだわった
「新茶 茶の匠 芳友」
◎抹茶、ほうじ茶の味が楽しめる
オリジナルアイス「星野愛す」
■木屋芳友園の企業紹介はこちら
⇒ https://hosjas.com/
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写真の一部は木屋芳友園及び星のふるさと館のHPよりコピーさせていただきました。
(鹿児島・山口・福岡応援団 / 地域交流飛翔会 / 新留育郎)
県道52号を星野川(矢部川の支流)沿いに山あいの新緑と薄紫のフジの花を楽しみながら20分も車を走らせると山の斜面に茶畑の風景が現れ、星野茶で有名な星野村に入る。しばらく走ると左側に『木屋芳友園』の本社・工場が見えてくる。その300メートル先に先月オープンしたばかりの同社直営店『茶房 星水庵』がある。
5月8日、春の叙勲お祝いを兼ねて、㈱木屋芳友園会長の木屋宏・博子さんご夫妻を訪ねてみました。今回は、半世紀以上にわたり星野茶ひと筋に『村おこし』に取り組んでこられた木屋ご夫妻の活躍ぶりを紹介します。(2010年5月 執筆)
■『黄綬褒章』受章の『木屋芳友園』の木屋宏さん

製茶業ひと筋52年間、高級ブランド茶・星野茶の普及と接茶文化の継承に一身を投げ打ち、古希を過ぎた今なお星野村の「村おこし」の先頭に立って地域の活性化に取り組んでおられる努力が認められての栄えある受賞。
木屋会長ご夫妻の地道な地域貢献活動を長きにわたって見聞してきた七福神の育さんにとっても、ホントに嬉しいビッグニュースでした。木屋会長ご夫妻、本当におめでとうございます。心から敬意を表します。
「地道に努力する人が正しく評価される」こんな素晴らしいことはありません。本気で頑張っている人は、やっぱりみんながどこかでよく見てくれてるんですね。感動しました。
■19歳で星野村に戻り、家業を継ぐ
木屋宏さんがお茶の道に入ったのが16歳。親戚が経営するお茶屋で修行。1年のうち休みは6日間のみで残りの359日は商品配達と注文とりでお得意さんまわりの日々。当時は日本茶を飲むのが当たり前の時代で、注文も飛ぶようにあったとか。家族と離れて朝から晩まで働きづくめの過酷な生活だったが辛いと思ったことはなかったそうです。
宏さんは19歳の時、茶商だった父の芳友さんが体調を崩されたのを機に星野村に戻り、芳友さんの興した「木屋芳友園」の二代目に。父・芳友さんは実直でお茶へのこだわりは人一倍厳しい商売人。宏さんは、父・芳友さんから、茶の見分け方や商売人としての心構えを繰り返し繰り返し徹底して叩き込まれたそうです。
■高級ブランド茶・星野茶の普及に専念
家業を継いだ宏さんは25歳で博子さんと結婚。以後45年間、博子さんと二人三脚で星野茶の製造と販路拡大に、来る日も来る日もただひたすら精励。
新芽の摘み取りが始まる4月下旬から5月にかけて生産者が出荷した荒茶を買い付け、自社工場で火入れなどの仕上げを施して、洗練された独自の技術と繊細な感覚で、香りとコクのあるまろやかなお茶を創りだす。
フル稼働する工場の機械音にせきたてられながら茶葉と向かい合う姿はいつも真剣勝負。茶葉をつかんだ手のひらの感覚が高級ブランド茶・星野茶を生み出す。まさに匠の技だ。
そこには、お茶にとことんこだわって妥協を許さなかったた父・芳友さんの教えが生きている。
■いいお茶は喉を通った後、うまみに変わる

最近、家庭でも、手っとりばやいペットボトル茶が普及し、急須で入れるリーフ茶の需要は減ってきている。でも、木屋さんご夫妻の入れてくれたお茶をいただくとやっぱりおいしい。香りとコクのあるまろやかさは他の飲みものでは味わえない何かがある。これが「本物のお茶」ということだろう。
お茶の美味しさを引き出すのはお茶そのものの品質とお茶の入れ方、飲み方だそうです。
■人を裏切ることは決してしない。誰にも謙虚な姿勢を貫く
肩を張らず威張らずに、頼まれたことはきちんとやる。人を欺くようなことは決してしない。その姿勢は、客さまにも仕入先にも納品先にも従業員に対しても変わらない。木屋さんご夫妻は「謙虚さ」を一番に商いを続けてきた。だから、他人を裏切るようなことをする人は、たとえ儲かる話であっても相手にしない。
商いの基本は「信頼」。ドラッカーのマネジメントに「商売の基本・原則を大事にしない企業は持続しない」とあるが、木屋さんご夫妻は、まさにそれを実践されている。

■熱意こそ人を動かす
28年前、七福神の育さんは、星野村に「㈱木屋芳友園」という優良企業があるのを知り、バイクを30分走らせ、足しげく訪問を重ねました。
芳友会長と息子さんの宏社長にお会いしているうちに、事業に対する情熱と人柄に触れ、何とかお取引につなげたいと思いを募らせるのだが、美味しいお茶はいただけても肝心の提案にはなかなか乗ってこられない。それでもあきらめないのが育さんの真骨頂。
初回訪問から10ヶ月後、宏社長が銀行の窓口にお見えになり、「次長の熱心さがよくわかった。お取引をさせて貰います」。銀行入社以来、営業経験が全くなく、本部からいきなり支店の営業担当次長に赴任した七福神の育さんにとっては、初めての優良企業の新規開拓で、今でも思い出に残る感動のシーンであった。カーネギーが言うように、熱意は通じるものですね。
以前、このプログ http://mai196.blog65.fc2.com/blog-entry-6.html で紹介した「ほん気」という詩のとおりでした。『本気でやればだれかが助けてくれる』と実感させられた育さんは、その後、八女市役所をはじめ地場優良企業・団体の新規取引に成功。お陰で支店の業績はアップし、全店200数ヶ店の中で最優秀店表彰に輝きました。木屋さんご夫妻とはそれ以来のお付き合いで、お会いするたびに元気をもらっています。
■星野村や福岡県茶商工業界の要職で率先垂範

木屋宏さんは本業に精励する傍ら、地域や茶製造業界の活性化にも率先して取り組まれています。若い頃は、地元消防団長として若手事業者の模範となってリードし、長男ご夫婦が家業を手伝われるようになると、周りに乞われて県茶商工業共同組合理事長や星野村商工会会長を引き受け、70歳を迎えた本年3月まで地域の商工業発展に尽力されています。
澄み切った空、棚田、茶畑、山林、焼き物……星野村のたくさんの地域資源を活かしてた「星と文化の里」づくりに取り組み、「星の文化館」や「茶の文化館」などのふるさと創生事業の発展にも大きく貢献されました。
■ブルーベリーで働く場を提供、地域の活性化に尽力
星野村の土壌と気候がブルーベリーの生産にもっとも適していると知った木屋宏さんは、お茶以外の特産品開発を目指し、お茶の収穫時期と重ならないブルーベリー栽培を地元生産農家に働きかけました。
そして、2007年にはそのブルーベリーを活用した商品開発に取り組み、翌2008年には地元経営者や大学教授と共同出資で加工販売会社「星のふるさと村」を設立し社長に就任。地域期待の「星のブルーベリージャム」や「星のブルーベリー羊羹」「星の果実・ブルーベリー酢」を売り出す。地元の主婦や若手の働く場が増えて、村に若い人たちが残るようになり地域の活力につながっています。昨年、ブルーベリーで50万円の収益を上げた生産農家もあったとか。お茶の収入だけに頼っていた生産農家にとっては大きな収入源で、願ってもない話だ。
「あと2~3年で生産も、販売も軌道にのるはず。その時まで、まだまだ頑張りますよ」と宏さんは熱っぽく語る。星野村から星野茶に続く第二の特産品が全国に広がるのもそう遠くない…。
■接茶文化を残したい…「茶房・星水庵」オープン
建築資材から業者まで、全てを地元活用

ゆったりとした店舗内部には、お客さまに"本物のお茶の香りとまろやかさ"を味わって"やすらぎと癒し"を感じて頂けるように、お茶の試飲・喫茶・直売の三つの空間を提供。
また、お茶の入れ方、飲み方を学ビお茶を楽しむコーナーを設け、「すぐに温かいお茶を入れて客をもてなす日本の『接茶文化』の作法」を教えている。
地域活性化への宏さんのこだわりは、この店舗建設でも徹底している。柱、壁床板、瓦、庭の置き石、庭木に至るまで地元で調達できる建築資材は全て地元産。建築工事業者はちろんのこと大工さん、左官さん、庭師さんなど建築工事に携わる人も全て地元の人を指名。宏さんは、会社経営を任せている息子の康彦社長に対して、これだけは頑として譲らなかったという。 七福神の育さんもこれには脱帽。

九州観光マスター1級の第1号の資格認定を受けている七福神の育さんは、「ホスピタリティー(おもてなしの心)は商いの基本」と公言しているが、木屋さん夫妻は、それを日本の文化として引き継いでいこうと実践されていて、感服するばかりである。
■木屋芳友園のおススメ商品

●直売店: 茶房 星水庵
福岡県八女市星野村4529-1
販売/9:00~17:00
喫茶/11:00~17:00
●お電話で: 0120-44-1563
●FAXで: 0943-52-2097
●インターネットで http://www.horyouen.co.jp

◎星野茶にこだわった
「新茶 茶の匠 芳友」
◎抹茶、ほうじ茶の味が楽しめる
オリジナルアイス「星野愛す」
■木屋芳友園の企業紹介はこちら
⇒ https://hosjas.com/
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写真の一部は木屋芳友園及び星のふるさと館のHPよりコピーさせていただきました。
(鹿児島・山口・福岡応援団 / 地域交流飛翔会 / 新留育郎)
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