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■1日1善に挑戦中!『おはよう』/後編

七福神の育さんの住む湊坂団地は、1990年、福岡市のすぐ隣の新宮町に積水ハウスがアメリカのビバリーヒルズを参考に開発した草花の咲き乱れる美しい街。
西に白砂青松の海岸、東に立花山を眺望する小高い丘の上にあり、約610世帯・2100人が住んでいます。各家々の外周や庭には色とりどりの草花や花咲き実のなる樹木が植えられていて、四季折々の楽しさがあります。どの家も門扉やの外塀などはなく、外から花壇や庭を観賞することができ、5月の花の季節にはオープンガーデンもあちこちの家で催されています。
クリスマスの季節にはあちこちの家でイルミネーションが飾られ、道行く人をメルヘンの世界に誘ってくれます。

 団地内の歩道は「四季の道」と名付けられ、住民のボランテイア活動で四季を通じて花が咲き乱れ、訪れる人から「花の公園に来たようだ、別世界に来たようだ」と賞賛され、「福岡県建築住宅文化賞大賞」「全国花のまちづくりコンクール 建設大臣賞」「花のまちづくり国際コンクール2009 友好交流部門 5つ花(最優秀賞)」等に輝き、国内はもとより世界的にも認められています。
この街で、最近、七福神の育さんが嬉しく思っていることがあります。それは、「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」と挨拶する人たちが増えつつあるということ。今日はそのことをお話します。  
 

■「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」で 明るい街づくり  
湊坂のクリスマス  湊坂団地に住んで20年近くになります。当時は30~40代の世代が多く、15歳以下の子供も1000人近くいて、新宮小学校は2学級も増設するほどでした。しかし、今は子供の数は1/3に減少し、高齢化が確実に進行しています。団地ができた頃、七福神の育さんは、仕事の傍ら、自治会長の坂口さんのもとで事務局長として2年間、27人の組長さん達の協力を頂きながら、住みよい湊坂団地の基礎づくりに取り組みました。
『Now in 湊坂』の機関紙を年4回発行し、団地内の行事や出来事を伝えると共に、感動詩集の中から心を打たれた詩を掲載し共感を求めました。「夏まつり」「敬老会」「十五夜に月を観る会」「文化祭」を年中行事に。限られた予算の中から「地域ふれあい費」を各組に配分し、各組でお食事会などコミュニケーションを深める企画を実施してもらうことにしました。これらの行事は、20年たった今も継続して実施されており、コミュニケーションの輪を広げるまたとない機会になっています。
それでも、600世帯もの大所帯ともなると団地内のコミュニケーションはなかなか深められないのが実情で、隣近所でさえも、特別なことがない限り普段は関係が希薄になりがちです。

湊坂団地の風景 そこで、3年前、還暦を迎えた七福神の育さんは、団地内で会う人に自分から声をかけ挨拶をするようにしました。声をかけると見知らぬ方でも照れながらも声をかけて下さいます。二度目三度目となると向こうから声をかけて下さるようになりました。多分あそこの人だろう位でお互いの名前も住まいも分りませんが、それでもこの団地に住んでいる人・縁のある人ということで、身近に感じられるようになりました。
去年の団地の総会で議長を務めさせていただいた折、
議長挨拶の中でそのことをお話したら、一瞬、皆さんの顔がほころび、共感を得たようで、この広がりに手ごたえを感じました。それから一年。「おはようございます」『こんにちは」「こんばんは」と声をかけてくださる人が随分増えました。

3歳半と1歳半になる孫達も、散歩に連れていくと、私が挨拶するのをまねるようになり、「こんにちは」と挨拶を返して下さると、孫たちもニコッと嬉しそうにしています。子は親の背中を見て育つ。教育・しつけにもつながっているんですね。


■子供をじっと見送る母親の光景 ~美しい日本の心~ 
湊坂団地の道路風景 毎朝見かける通勤時の微笑ましい光景。
団地の道沿いの季節の花を楽しみながらJR福工大前駅に向かって歩いていると、右側前方のマンション前の道路わきで手をつないで送迎バスを待っている若い母親と男の子。向こうからバスのトーマス号がやってくる。バスのドアが開き、「おはようございます」と女の先生が下りてきて母親と挨拶をかわしなが二人で子供の手をとり注意深くバスに乗せる。
「お願いします」と母親は先生に丁寧に頭を下げ、後ろに下がる。バスのドアが閉まり、Uターンしてゆっくりと去っていく。男の子が窓越しに手を振り、母親も「いってらっしゃい」とそっと手を振り、バスが見えなくなるjまで見送っている。
バスが見えなくなると母親は反対方向に帰りはじめる。
ちょうどその時、横を通り過ぎようとしている七福神の育さんと目が合う。どちらからともなく「おはようございます」。母親の明るい笑顔につい気分も和む。七福神の育さんは、「いってらっしゃい」と自分も見送られているような気分になり、朝から元気がでわいてくるんです。ありがとう。元気をもらって!この若いお母さんに大きな拍手を送っています。 

まだまだ日本も捨てたものではない。こんなやさしくてしっかりした立派な若いお母さんもいてくれる。こんな愛情いっぱいの母親に育てられた子供達が日本の明日を築いてくれたら…と期待も膨らみます。きっとこの男の子も、大きくなって結婚して子供が幼稚園に通い始めたら、奥さんにそんなこと求めていくのでしょう。「子は親の背中を見て育つ」と言いますから。やっぱり教育なんですよね。共働きで幼児と一緒に出勤しているパパの姿も見かけますが、これも愛情があふれていて、思わず「パパ頑張って」と応援したくなりますよね。
ノーベル文学賞受賞の時、川端康成が語った「美しい日本の心」。大事にしたいですね。

■地域の連帯感と共助の精神は挨拶から

今年も育さんの庭先に咲いカサブランカ 幼児・児童の虐待や殺害事件が新聞をにぎわしている昨今。「5歳の長女を洗濯機に…」「1歳児を木箱に…」おぞましい事件が後を絶ちません。高齢化社会も急激に進んでいます。今ほど、地域と人間力が問われている時はありません。
日本は、昔から隣近所とのかかわりが濃い時代が長く続き、地域単位で助け合っていました。犯罪の芽があれば小さいうちに摘みとり、大事に至らせない役割を地域が果たしていました。七福神の育さんもそんな環境の中で育ってきました。

 福岡県警本部のトップにあった義父は、七福神の育さんが若い頃、よく言っていました。「失敗はするよりしないにこしたことはない。でも、人間、そううまくはいかない。だから、小さい失敗はやってもいいが、取り返しのつかない大きな失敗だけはしたらいけないし、させてはいけない。そのために、家庭があり、地域社会があり、警察がある」
社会には犯罪を抑え込んで外に出さない力があるというんです。その力が「地域の連帯感」「共助の精神」なのでしょう。 
その連帯感と共助の精神は、日常の「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」の出会いの挨拶の中から芽生えてくるような気がします。ちょっとした一言ですが、この一言で、最近、社会で失われつつある人と人との「つながり」、地域の「連帯感」と「共助の精神」が取り戻されていくのではないでしょうか。最近ホントにそう思うようになりました。ちょっとした声かけが、犯罪を未然に防止したり、元気を与えたり…街を明るくしてくれそうな気がします。
だから、七福神の育さんは、団地内で出会う人々には、見知らぬ人でも、自分の方から挨拶しようとこれからも心がけていこうと思います。

湊坂団地の入り口風景 写真の一部は、雑誌「ぐらんざ」「私の部屋ビズ」より掲載しました。

(鹿児島・山口・福岡応援団 / 地域交流飛翔会 / 新留育郎)
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プロフィール

七福神の育さん

Author:七福神の育さん
■本名:新留 育郎
■薩摩川内市出身1946年生
■座右の銘
「敬天愛人」「士魂商才」 
■趣味とスポーツ
「柔道」「家庭菜園」
「絵画鑑賞と史跡散策」 
■愛読書
「野菊の墓」
「翔ぶが如く」
「金子みすず童謡詩集」
■愛唱歌
「北辰斜めにさすところ」
(旧制第七高等学校寮歌)
「吉田松陰」「薩摩の人」
「白い花の咲く頃」
「愛傷歌」「北の旅人」
■好きな俳優/アナウンサー
吉永小百合、有働由美子
小西真由美(川内出身)
■交流会/地域貢献活動
鹿児島県
 企業誘致サポーター
薩摩川内市 
 CSサポーター
新宮町男女共同参画
 審議会副会長
福岡さつま川内会副会長
福岡可愛山同窓会代表顧問
川内高校可愛山同窓会会員
川内高校ひっとぼ会世話人
川内南中学校同窓会会員
山口大学獅子の会世話人  
山口大学鳳陽会会員
山口大学柔道部OB会会員
西銀EDOS会会長
西銀志免会会長
西銀福間会会長
西銀会会員
福岡薩摩五代会会員
七福神+ONEの会世話人
■職歴
大手銀行支店長/本部部長
東証二部上場会社役員
地元放送局関連会社役員
総合広告代理店役員
■現職
HOSJAS企画(同)CEO
地場企業2社顧問
■資格認定
九州観光マスター1級
旅行業務取扱管理者
個人情報保護士
宅地建物取引主任者

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