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■香椎宮に初詣(前編)

 一陽来復
明けまして おめでとうございます
平穏で彩り豊かな生活が一日も早く訪れますように
皆さまのご多幸とご健勝を心からお祈りいたします
令和412

2022年寅年。コロナから解放されて日常が戻り、明るい希望と夢をもって、もっと!もっと!もっと!前へ(鷹の2022年スローガンではありませんが)進める良い年となればいいですね。

 ■無病息災とコロナ終息を祈願
去年まではNHK紅白が終わると、嵐のCM「光の道」で有名になった福津市のパワースポット宮地嶽神社に参拝していましたが、今年はコロナ過の密を避けて、正月三ヶ日の2日午前中に、香椎宮に初詣。約200長い列ができていましたが、皆さん前後の間隔を開けて二列に行儀よく並ばれていたので15分程でお参りできました。
拝殿で手を合わせ自分の名前と住所を告げ、「昨年はありがとうございました。無事に新年を迎えられました」と感謝を捧げて、「無病息災とコロナ終息」を祈願しました。お賽銭は100円。ちなみにお賽銭は、縁起を担ぐならで、5円(ご縁がありますように)、15円(十分ご縁がありますように)、25円(二重にご縁がありますように)、45円(始終ご縁がありますように)、10円は「遠縁になる」ので避けた方がいいと友人に聞いたことがあります。

 ■香椎宮の縁起
香椎宮は全国16社ある勅祭社の中の一社で、九州では宇佐神宮と香椎宮の2社が祭社です勅祭社は、天皇の勅使10年毎に参られて宮中より持参した御献納神饌幣帛料を神前にげて宣命せられ、宝祚無窮、万民の安寧を祈られる格式の高い神社です。
香椎宮は福岡市東区にあり、創建は西暦200年とも724年とも言われていますが、当初は神社ではなく、仲哀天皇(ちゅうあい)神功皇后(じんぐうこうごう)を神霊として祀る霊廟に位置付けられて香椎廟と称されていました。1885年(明治18年)官幣大社昇格。戦後は神社本庁別表神社しています。

 ■香椎宮に伝わる ❝愛つなぐ❞ お話
むかしむかしのお話し。英雄ヤマトタケルの子、仲哀天皇は、強く美しい神功皇后と夫婦になり、香椎でひとときを過ごすことになりました。ある日、仲哀天皇は神の怒りに触れ亡くなってしまいます。神功皇后は悲しみをこらえて、天皇のかわりに男装をして海を行き交い、そして愛する夫のために香椎にほこらを建てました。
その後、ご夫婦に男の子が生まれます。生まれつき弓の名手であったこの男の子は、おじいさんとお母さんの血を受け継いでたくさんの勝負に勝ち、お父さんの遺志を引き継いで応神天皇となりました。武芸にすぐれ、日本文化の基礎を築いたこの天皇は、いつしか八幡神と呼ばれ、全国の八幡宮という神社の神さまになります。
そして時は流れ、愛する夫のそばにいたいと願った神功皇后のお宮も、香椎の地に築かれました。こうして夫婦は再びご一緒になり、この地は香椎宮と呼ばれるようになりました。愛つなぐ香椎宮。あなたも大事な人々の幸せを祈って、愛をつないでください。
(香椎宮HPより転載)⇒ 
勅祭 | 夫婦の宮、香椎宮 (kashiigu.com)
香椎宮拝殿

■香椎宮と鳴門部屋とおしん横綱

香椎宮の境内におしん横綱と称えられた第59代横綱隆の里(高谷英俊:青森県南津軽市浪岡町出身:1983年7月場所後に横綱昇進)が創設した鳴門部屋がありました。19さんが香椎支店長(地元地銀)に赴任早々、秘書室長から電話があり、「香椎宮境内に鳴門部屋の相撲道場を開設できないだろうか?」とのこと。聞けば、鳴門部屋を創設(1989年/平成元年)された隆の里親方(引退後に鳴門親方を襲名)が九州場所の稽古部屋を探されていて、鳴門部屋の九州後援会長だった頭取(元銀行局長)に相談があったのだそうです。
早速19さんは香椎宮の総代の所に出向きお願いしてみました。格式の高い官幣大社という事で難しいかもしれない…とのことでしたが、糖尿病と闘いながら辛抱に辛抱を重ねて30歳11ケ月で横綱に昇進したおしん横綱/隆の里親方のひたむきな努力と誰にも愛される人徳に香椎宮関係者の皆さんが心を動かされたそうで、最後は喜んで迎えられました。当時は、NHKの連続テレビ小説「おしん」大河ドラマ「徳川家康」が超人気番組で、辛抱三人組「おしん、家康、隆の里」の流行語も生まれていました。
鳴門親方は、奇しくも2011年九州場所前の11月6日の朝稽古場に姿を現されたのを最後にその夜40度近い高熱を出し、おかみさんと幕内・若の里さんに付き添われ杖を突きながら自力で車に乗り福岡市の病院に行き緊急入院。愛弟子の関脇・稀勢の里さん(第72代横綱)が駆けつけた時には意識不明の状態で、翌朝、家族に見守られながら急性呼吸不全で帰らぬ人となられました。
19さんは、香椎宮境内の鳴門部屋の完成を祝って、頭取・M常務(総務部長)のお供で隆の里親方との食事会にご一緒させて頂きましたが、言葉少なに朴訥と語られるおしん横綱の姿が今も忘れられません。信念の人でした。その教えを受け継いだのが、最強の関脇と言われた若の里さんであり、又、
当時は珍しかった筋トレの科学的トレーニングを採り入れるなど研究熱心で、素人にもわかりやすい理にかなった相撲解説が好評を拍し、大相撲協会の将来のリーダーと期待されている稀勢の里さんなんです。二人に共通しているのはガチンコ力士。正々堂々の相撲は大相撲ファンを魅了しました。


■コロナ過で、徒然に思うこと

長引くコロナ過で人も企業も行動を制限され不自由で不安な日常を強いられています。今はじっと我慢の時だと思います。だからと言って、辛抱して耐えるだけでは脳がありません。おしん横綱‣隆の里さんのように辛抱を重ねながらも、じっと先を見据えて力を蓄える充電の時にしなくては、成長や発展はありまません。
コロナ過で様々な知見も深まり、今までの慣習や常識を覆すような奇想天外の発見もありました。既存の事業を今までと全く違うやり方で展開したり、新しい事業を切り開いて成功しつつある企業や飲食店も出てきました。
今年は寅年。トラのごとく、愛情と勇気をもって、アグレッシブに行動する年にしたいものですね。
中国の「易経」に、「一陽来復」とあります。冬も過ぎれば春が来ると言う意味です。コロナも桜の季節になれば退散して日常の生活が戻ってくるでしょう。19さんも、春に備えてしっかりと充電して置かなくっちゃ・・・!
(202213日執筆)
以下、後編へ続く⇒
鹿児島・山口・福岡応援団 【地域交流飛翔会】 ■一陽来復を香椎宮に祈願(後編) (fc2.com)

 
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七福神の育さん

Author:七福神の育さん
■本名:新留 育郎
■薩摩川内市出身1946年生
■座右の銘
「敬天愛人」「士魂商才」 
■趣味とスポーツ
「柔道」「家庭菜園」
「絵画鑑賞と史跡散策」 
■愛読書
「野菊の墓」
「翔ぶが如く」
「金子みすず童謡詩集」
■愛唱歌
「北辰斜めにさすところ」
(旧制第七高等学校寮歌)
「吉田松陰」「薩摩の人」
「白い花の咲く頃」
「愛傷歌」「北の旅人」
■好きな俳優/アナウンサー
吉永小百合、有働由美子
小西真由美(川内出身)
■交流会/地域貢献活動
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薩摩川内市 
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■職歴
大手銀行支店長/本部部長
東証二部上場会社役員
地元放送局関連会社役員
総合広告代理店役員
■現職
HOSJAS企画(同)CEO
地場中小企業顧問/監査役
■資格認定
九州観光マスター1級
旅行業務取扱管理者
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